五輪メダルもリサイクルで
つくる時代がやってきた!
日本中が楽しみにしているあの国際イベントまであと1100日ちょっと。そう、東京で行われる五輪のことです。少し前にはなりますが、その五輪関係の報道でリサイクルが話題になりました。使わなくなった携帯電話やスマホ、デジカメなどを回収し、それらに含まれる金属をリサイクルして五輪で使う金・銀・銅のメダルをすべて作りましょう、というプロジェクトが発足されたという内容です。
環境省開設の小型家電リサイクル・回収ポータルサイトをみると日本で1年間に使われなくなった小型家電は約65万トンにもなるそうです。その中で使われている金属の価値は約844億円分にもなるというのですから社会で埋もれているこれら使用済み小型家電は、まさに宝の山。日本は資源が少ない国ですから、これらを大切にしなくてはいけません。また、経済産業省発表の資料を見ると、2014年に認定事業者が回収した使用済み小型家電で金143キロ、銀1566キロ、銅1112トンで、約14億円分が再資源化されたという報告があります。これを見ると回収できているのは、まだ一部というのを実感します。小型家電の回収は全国のドコモショップ、プロジェクト参加の自治体で、とのこと。気になったので早速調べてみたら川島グループの本部のある浜松市もしっかり参加していました。良かったです。今回のプロジェクトは環境に優しく、みんなが自分ごとにしてこのスポーツの祭典に関心を持つことができるような素敵な取り組みだと思います。金属リサイクルの認識をさらに広めるきっかけになるといいですね。
ちなみに川島グループが生まれたのは1964年。そう、その昔東京で五輪が行われた年です。その頃リサイクル資源でメダルを作るなんて誰が考えたでしょう。そう考えると金属リサイクルもメジャーになってきたのだなと感慨深いです。同時に私たちの仕事がこれからの社会にもっと必要なものだと実感した話題でした。また、小型家電から採れる金属といえば、金・銀・銅のほか、レアメタルのひとつ、インジウムもあります。インジウムのリサイクルといえば川島グループの中ではアルケムジャパンです。液晶に使われるインジウムは、今の家電やビジネスにもなくてはならない素材。わたしたちはこれからも使わなくなった小型家電を有効活用していきます。