ジュエリーからブランド品まで
リサイクルの可能性を広げ、もっと身近に
- 株式会社 K-GOLDインターナショナル
代表取締役会長 横田光夫
貴金属を再び生かすために安心で気軽な場所を
愛知県小牧市にグループ会社のアクロフィックがあります。そこでは貴金属を精錬してインゴットを作っていますが、あるとき近所の方がジュエリーを持ってきたんです。それがこの事業が始まるきっかけでした。家庭に眠っているジュエリーがいっぱいあるのではないか、買い取りができないかと考えたのです。ただし当時は一般の方が「売る」となれば質屋しかありません。気軽に入れないですよね。そこで安心して売れる場所と注目したのがデパートでした。
提案してもデパート側からは「お客様が買う場所で売る場所ではない」と断られてばかり。そこで提案したのがWin-Winの関係づくり。買い取ったお金でお客様にデパートの商品を買ってもらおうということです。やっとあるデパートの賛同を得て実施すると狙い通り大盛況。そして1991年に当社を立ち上げ、今は海外も含め150店舗を展開しています。
繰り返す挑戦、シェアレンタルで日本一を目指す
様々な買い取りをしている中で再生して新品に仕上げて再販するリフレッシュジュエリーの販売やお客様からの要望を受けてブランド品の買い取りも始めました。そして2016年には新事業として定額制のブランドバッグシェアレンタルアプリ『SHAREL(シェアル)』もスタート。BtoBが主流の川島グループでBtoCを行う当社は異色かもしれません。ですが将来必要なビジネスであれば開拓・追求しながらチャレンジさせてくれる、そんな気風が川島グループにはあります。
事業を始めた頃はほかにこんなビジネスはなかったし、リサイクルのための売買も認知されていませんでした。それが今は身近になっています。もちろん今後も当社の挑戦は続きます。目下の目標はシェアレンタルで日本一になること。バッグ以外にも幅広く展開していきたいですね。
※この記事は2017年に作成されました。